2018-01-01から1年間の記事一覧

今日はなんだか寂しい一日だった。 午前4時にふと目が覚めて水を飲もうと電気を点けた。すると部屋の壁、あの名前も書きたくもない害虫が目に入った。これは夢だということにして、またすぐに寝た。 そのことにショックを受けていたのだろう。起きたら午前11…

大体遠くで笛を吹いてるだけ

「仕事を辞めよう」 ふと、そう考えた。 「仕事を辞めて、採集や狩猟で生きていけないかしら」 そんな発想が膨らむ仕事帰りの午後7時。つまり、どこかのモンスターハンターよろしく、貴重なキノコやら、皆を困らせるモンスターを狩って、それを売り払って暮…

今日も仕事はさぼった。

朝を待つ夜がある。そんな夜に俺はジン・ソニックを作る。ジン・トニックではない。ジン・ソニック。ソーダとトニックで作るから、ソニック。下らない洒落。 夕暮れとともに、ライムを1個手にして帰宅した。トニックもソーダも家の冷蔵庫にたっぷりあった。…

本当は8時くらいに起きて一回吐いた

目が覚めたら午後9時を過ぎていた。やばい、と一瞬、思う。うちの職場は9時始業だ。手元のスマホには、無断欠勤を問うラインが来ている。 一瞬うろたえて、しかし、すぐさま平静を取り戻す。 そもそも今日は仕事を休むと(勝手に)決めていた日だ。だから…

目玉の話によせて

高貴なものを汚すというのは快感だ。フランスの誰だかいう哲学者を引くまでもなく、誰しも知っている真理だ。 でもそれは決して高貴であることが必要なわけではなくて、要は自分と程遠いもの、手の届かないものであれば良いのだ。たとえば人妻モノを好む人た…

天音しおんを俺は好きである

俺の知人が女優をやっていて、時々その舞台を観に行くことがある。今夜も仕事をジェンガのように積み上げて定時でさっさと帰り、舞台へ足を運んだ。 この知人というのは、売れてるか売れていないかといったら、売れていないのだろうと思う。いや、売れてるっ…

休みの真ん中でいきていくために

三連休の真ん中の日。何をすることもなく、昼過ぎまで惰眠を貪り、夕刻になってようやく、のそのそと家を出る。家を出て、どこへ行くというあてもない。ただこの町のあいまをこそこそと歩くだけだ。暗くなるのを待って、隙間をこそこそ歩く。ゴキブリか。ど…

うぇいっ!?

夜を待った。 午後5時半。近くの蕎麦屋へ。タコの唐揚げと秋刀魚の塩焼きをつまみながら、生ビールと焼酎を呷る。この店の蕎麦は中々美味いけれど、時間がかかるのが欠点だ。時計を見て、あまり時間がなかったので、蕎麦は頼まずに店を出た。 紺色に染まり…

ガールズバーではない

帰りに時々俺はバーへ行く。バーへ行って酒を飲む。家で飲むのに比べて何倍もの金をかけて、家にあるような酒を飲む。薄暗いバーの雰囲気が好きだ、というのは建前で、本音はカウンターの内側にいるお姉さんが目当てだ。独身のオッサンは、お姉さんを好む傾…

えい、ちくしょう

夜が来る。俺はいつもの夜をそうやって迎えるように、酒を飲む。夜というのは酒を飲まずには過ごせないものだと思う。 高校生の頃、夜にはコーヒーを飲んでいた。それはブラックコーヒーで、だから当時の俺は疑うことなく中二病真っ盛りだったわけだ。えい、…

日常の土曜日

今日は本屋へ行った。統計学の本を探すためだ。なぜ統計学かというと、別に理由はない。なんとなく、暇つぶしが欲しかっただけだ。 『直感的統計学』。 そういうタイトルの本を見つけた。パラパラとめくる。すごく簡単そうだ。こういう、あまり頭のよろしく…

かしす☆おれんじ☆

同期が1人、今日で退職した。2人で送別会のようなことをした。俺とそいつは同期ではあるが、そいつが退職することに、何の感傷も無かった。それなのに俺から居酒屋へ誘ったのは、ただ、時には1人で飲むのに飽きて、誰かと飲むのも悪くないと思っただけだ…

ブログ、はじめた

今日からブログをはじめることにした。 何を書けば良いだろうか、と考える。少しだけ考えて、自己紹介だ、と結論づける。 30代のおっさん。いつしかそんな代名詞で呼ばれる年代になっていた。そんなおっさんは、ブログを書きたいお年頃なのかもしれない。 仕…